脳神経内科について
脳神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。まず、全身をみることが出来る脳神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介します。また、感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。
在宅医療と脳神経内科
脳血管障害の後遺症、神経難病(パーキンソン病、パーキンソン病類縁疾患、筋萎縮性側索硬化症など)の患者さんで通院困難な方は、在宅での治療を続けることができます。院長が脳神経内科専門医を有しており、パーキンソン病の患者さんには抗パーキンソン病薬の内服調整や筋萎縮性側索硬化症の患者さんにはリルゾール錠、ラジカット®内用懸濁液2.1%、ロゼバラミン筋注を処方/投与しています。脳神経内科の治療は総合病院との連携が不可欠です。ほとんどの患者さんは総合病院の脳神経内科外来を定期受診されており、当院には外来主治医もしくはご本人、ご家族から病状進行による通院困難で在宅診療に移行できないかご相談を受けております。現在、吉野から平川まで広範囲で神経難病の患者様の診療を行っております。また、人工呼吸器管理が必要な方の気管カニューレ交換、人工呼吸器回路交換、胃瘻tube交換も積極的に行っております。