当院は機能強化型在宅療養支援診療所(連携型)です
当院は2023年10月10日に開業し、在宅療養支援診療所として在宅医療を行ってまいりました。
この度、開院からの診療実績に基づき「機能強化型在宅療養支援診療所」の算定要件を満たし、機能強化型在宅療養支援診療所に認定されました。
機能強化型在宅療養支援診療所とは
機能強化型在宅療養支援診療所とは、24時間の連絡体制や往診体制、看護体制、緊急入院体制が整っている医療機関です。地域における在宅医療を支える診療所として、他の病院や診療所等と連携を図っています。
【機能強化型在宅療養支援診療所の要件】
- 3人以上の常勤医師が在籍していること
- 過去1年間の緊急の往診の実績が10件以上あること
- 過去1年間の在宅における看取りの実績が4件以上あること
- 24時間の連絡体制が整っていること
- 往診体制が整っていること
- 看護体制が整っていること
- 緊急入院体制が整っていること
今後はご自宅での看取りを含む在宅緩和ケアをさらに充実させ、在宅緩和ケア充実診療所の認定を目指します。
引き続き患者さま、ご家族さまのご希望に応じた質の高い緩和ケアを提供できるようにスタッフ一同、一層の努力をしてまいります。
「在宅緩和ケア充実診療所」に認定されました
当院は2024年7月より「在宅緩和ケア充実診療所」に認定されました。
施設基準の詳細は下記の通りです。
施設基準
- 機能強化型の在支診・病の届出を行っていること。
- 過去1年間の緊急往診の実績が15件以上、かつ、看取りの実績が20件以上であること。
- 緩和ケア病棟又は在宅での1年間の看取り実績が10件以上の医療機関において、3か月以上の勤務歴がある常勤の医師がいること。
- 末期の悪性腫瘍等の患者であって、鎮痛剤の経口投与では疼痛が改善しないものに対し、患者が自ら注射によりオピオイド系鎮痛薬の注入を行う鎮痛療法を実施した実績を、過去1年間に2件以上有していること、又は過去に5件以上実施した経験のある常勤の医師配置されており、適切な方法によってオピオイド系鎮痛薬を投与した実績を過去1年間に10件以上有していること。
- 「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針に準拠した研修」又は「緩和ケアの基本教育のための都道府県指導者研修会等」を修了している常勤の医師がいること。
- 院内等において、過去1年間の看取り実績及び十分な緩和ケアが受けられる旨の掲示をするなど、患者に対して必要な情報提供がなされていること。
当院が開業してから70件(2025年2月時点)のお看取りを実施しており、これも地域の各職種との連携があってのことと感じます。
引き続きご自宅または施設での看取りを希望される患者様、ご家族のニーズに応えていければと考えております。